FC2ブログ
 
■新着***
■カテゴリー
■ブログ内検索

■リンク
■プロフィール

ミキクロウ

Author:ミキクロウ
知識のないまま、気分、駄文垂れ流し。多分でなく、自分満足と判っております。
ジャンルも文体も不安定な感じです。
読み易い、を何とか目指します。
リンク・アンリンクフリーです。

qoo-low@hotmail*co.jp
ご指摘、感想など御座いましたらお気軽にどうぞ。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
ベンチコートに名前を付けたらどうでしょうか?
あいぽん、とか。
温かさ300%増ししますよ、きっと。




詰まらないものですが、藍ゆうとかいかがでしょう?
イロいので背後、履歴にご注意下さい。





暖かくなって来たと言っても、夜は冷える。
ビル風を睨みつけ、携帯と睨めっこ。
無駄に眩しい駅に、瞬き数回。


エスカレーター、横に並ばないで。
電車未だだって判ってるんだけど、気持ち苛つく。


そこで震えた携帯を、慌てて取り出した。







やっぱりゆっくり並んでてもいーよ。




「暖房入れても良いですか?
 今夜も寒いですから、温かいお部屋でお待ちしたいです。」


丁寧な文面に綻びそうな顔面を、何とか寒さで持ち堪える。
それでも唇の端が上がっちゃうから、コートの襟を立てて誤魔化す。


たぶん、誰も気付いてない。
って判ってるんだけれど。



「ってゆーか! 寒いんだから入れなさい!」
「すみません。
 でも、コートもマフラーも着てるから大丈夫ですよ。」
「スウェット着てていーから脱いで!
 あと、30分」
「お待ちしてます。
 空き缶は捨てて大丈夫でしたか?」


出来る嫁だな。


缶ゴミが溜まってた事を思い出して、苦笑い。
「ごめん、ありがと。お布団あっためて待っててね!」




伝わったかな?

疲れてるんだから、先に寝ててよね。

優しすぎて尽くしてくれちゃうゆうちゃんは、きっと絶対部屋を片付けてくれてたりとかしてて。
そのクセあたし大好きだから、至極プライベートな今夜のメールの遣り取りは、
果てなく続いちゃうんだろうから、あたしから切っちゃうんだよ?


早く寝なさい。




「はい!
 お待ちしてます。」




うん。
返さないかんね。
あたし愛用の枕を抱き締めて、ぐっすりしててね。
電車の揺れに促され、あたしも少しだけ寝る。

あと、七駅。
彼女の寝顔を想ってうたた寝。


寝顔緩みそうでヤだ。



微睡んで、駅着いて、はっきりしないまま帰路。
真っ暗に、息づく毛布に電気躊躇って。

そぉっと静かに、顔だけ落とそうと、忍び足。




忍び足。







「おかえりなさい」
柔らかい声だろうと、予想外で吃驚した身体が止まる。


ふわり、布団がめくれて。
こないだ買ってあげた上下の白いスウェットが、薄闇に浮かぶ。
少し眠そう。
目を擦る様が、盛大に伝えてくれてますけれど。
「た……だ、いま?」

「温めときました!」
あは、って恥らう姿は可愛いけれど。
けれどもだよ。

「寝てた?」
「いいえ」
「なんで?」
「だって、あっためて…って、」


なるほど。





ここで更に恥らう訳ですね。








「ダルイからきょーはヤだよ」





そんな信じられないみたいな顔しても、効かないんだからね。
止めてよ、なにその顔。
あと、掌ね。
所在なさげ過ぎ。オロオロ空をかくの止めてよ。
そんなんに流されないんだから。
ゆうちゃん疲れてるんだから。


「早く寝なさい、疲れてるでしょ?」
「疲れなんか、吹き飛んじゃいます!」

お願いだから。
吹き飛ばす前に、あたしの意図も汲み取って。









あなたの言葉を信じるわけじゃないけれど。
あなたの意思を信じたくないわけじゃないし。






「…っは、」
長く長く吸われてた唇が開放されて息継ぎ。


「明日何時だっけ?」
「…十時に出れば間に合います」
焦らすように胸の輪郭を舐めてから、にこり。
続けて、もう一度唇へ。
お化粧落とすの待ってくれただけあって、行動は容赦ない。



あなたの言葉は信じられないけれど。
あなたの意識があたしに向かってるって確信はある。



「起きれるの?」

「勿論!




 だって、こんなに元気を貰えるんですから!」


確信は核心に向かって、容赦なく入り込む。



抱き締める背骨が相変わらず細い。
心配になるから止めて欲しいんだけれど。
欲してる彼女は止められなくて。




「ゆうちゃん眠そうじゃん」



「眠くなんてありません」
ゆって、誤魔化すように突き上げる。
ヤラしい音してる。
あたしが出してるんだ、って確認させる様に、ご丁寧に大袈裟に蠢く指。



ニヤニヤしないで。
理性飛んじゃう。
キスしないで。
理性飛んじゃう。




ゆうちゃんの事だから、ホントに元気になってくれるんだろうけれど。
気持ちが、テンションが上がるだけで、身体は全然体力使ってるだけなんだからさ。




潜り込んで両腕で、足を促す。
あたしの思考を乱す、彼女の息遣いが感じられる。



近い。
ぺろり。蜜を舐めて、口付ける。吸われる。
「んぅ!」


上がった嬌声を確認して、もう一度口付け。
あたしの大切な所。
ほら、もう、ゆうちゃんが欲しくて堪らない。
ほら、もう、ゆうちゃんしか判らない。


気遣い、とか。
感情、とか。
金曜日、だとか。

全部をぶっ飛ばすみたいに、ゆうちゃんしか判らなくなる。




欲しくて。
欲しくて、堪らない。










「あたしのものになってよ」









理性吹き飛ばしたあたしは、傲慢に緩慢なお口を開く。
奥地に向かってるゆうちゃんへ。


「はい」
口に残った蜜の匂いを纏わせたまま、唇に焦点を合わせて上ってくる。
あたしの匂い、とかホントは嫌なんだけれど。


ちゅ、と何度も音を立てて。
唾液混じりにキスを求められる。



これでもかって位に、今のあたし達をあたしに感じさせるゆうちゃん。
「ずーっと側に居て」
「ええ」
「何処にも行っちゃヤなの」
「はい」
台詞は従順なのに、指は逃げる腰を逃さない。
部屋中あたしの匂いがしてるんじゃないか、って位。

「んぁ! …、ずぅー、と…だ、よ?」
「もちろ、ん」


我慢できなくなっちゃったゆうちゃんの腰が、あたしの足を跨る。


「わたしは、」
左腿に広がる、ゆうちゃんの蜜。
温い。と、熱い。交互。
「もうずっと…、ん、野中さんの」
自身の熱を抑えるように、腿がゆうちゃんの両足で締め付けられる。
「の、なかさんの、もののつもりです


 よ?」



休んでいた指が、一気に責め始まる。
人差し指、中指。
と、薬指までもが、あたしの中心を叩く。


それでも、あたしの粘膜はヌルヌルとふわふわと、ゆうちゃんを捕らえてくんない。










欲しいのに。



「もっと、」
「もっと?」
「あぁ、あ、」
「気持ちぃですか?」

びくつく腰を押さえつけるように、ゆうちゃんの両足が力強く。
ゆうちゃんの中心を押し付けて。


「気持ちいですか?」
「ん、…うん! きもちー、よっ…はぁ、」
「もっと?」
「ぅん、…もっ、と!」












「愛してる」









指の動きとは完全にずれて、噛み締めるように。
届いてますか、と問わんばかりの笑顔。
笑いかけてくれたくせに、指は乱暴寄りの激しさ。

言い切った敬語じゃない単語に、心臓も脳みそもはちきれそうなのに。
これ以上も与えてくれるってゆうのね。






「ゆぅ、ちゃ」
目尻が、濡れ始めてたのに気付いた。
「も、だめ、」
「我慢しないで」


顔が近づいて、吐息がぶつかって、囁くように「愛してる」。


一回。
二回。

飛んで五回。


「うぁ、う」


名前を呼びたかったんだけれど、聞こえたかな、ゆうちゃん。
自分の中で弾けた感覚に、暫く意識は真っ白。




涙でぐしゃぐしゃの顔と、蜜でぐちゃぐちゃのあたしの中心。
ゆっくり波のように訪れる快感に、身を委ねる。
相変わらずゆうちゃんに突き動かされている身体。
左腿に狙いを定めて、揺らされるゆうちゃんの腰。
引かぬ快感に、ゆうちゃんの気持ち良さげな顰めた顔。







すっごい気持ちい。








「お風呂



 朝がいー、」
「ん、」
タオルで身体を拭ってくれてたゆうちゃんが、ぽす、と凭れ掛かってくる。


倹約と言うのでしょうか、最近の事後はティッシュでなくタオルでお互いを拭きっこ。
柔らかいタオルの感触が、ふわふわに気持ちい。
「ねむぅー、い」
気持ち良さを持続させたまんま、ふんわり、タオルを挟んでお互いの体温を感じる。
ぎゅうってしてくれるゆうちゃんにも、タオルをお返し。



ゆうちゃんに跨って、ほらほら。


くにゃりと、恥ずかしがる腿をこじ開ける。
拭ってあげる間、ほんのり、顔を背けるけれど。
さっきまでのあなたのが、ヤラしかったんだからね。




「明日? てか今日は早起きだね」
「すみません、寝てて下さい」
「ヤだよ、一緒起きるんだもん」
「野中さんは、寝てて下さい」
すみません生意気に、とか続く言葉は無視。



「ゆーちゃんあたしのなんだから、ゆー事聞くんじゃないの?」






はい、とか、いいえ、とか。
今更恥ずかしがんな、っつうの。
優しいあたしは、「愛してる」ってゆって、なんて強要しませんから。




出来れば、これからも、自然に口に出れば良いのにな。
スポンサーサイト
[PR]

[PR]

SS(あいゆう) | 06:13:23 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。