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ミキクロウ

Author:ミキクロウ
知識のないまま、気分、駄文垂れ流し。多分でなく、自分満足と判っております。
ジャンルも文体も不安定な感じです。
読み易い、を何とか目指します。
リンク・アンリンクフリーです。

qoo-low@hotmail*co.jp
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あーん、して
甘美な響きかなあ、と。
思ってみたり。

藍ゆうです。




時間がないから。
なんて、今日はお惣菜買って来て、適当に有り合わせでご飯。


食べてる間も、時折こっくり。


ゆうちゃん、お箸危ないから眠いなら、寝よう?
いいえ、ご飯食べます。
って、ゆうちゃん。それ何の使命感?




一昨日、皮むきを手伝ってくれた、肉ジャガ。
を、今日ももくもくと食べてくれるゆうちゃん。


ゆうちゃんが美味しそうって云うから、豚の生姜煮も買ったのに。


おいしいです、ってここ三日で何回めかな?
お手製のおかずに、むず痒い嬉しさ。
でも、少しだけ申し訳なく感じちゃうよ。






―子どもじゃないんだから。
ご飯食べながらうとうと、とか、止めなさい。

空々しいテレビの歓声をリモコンで消せば。


ほら、静寂。





ゆうちゃん、と小さく呼んでも、返ってくるのは吐息だけ。
澄まさなければ聞こえない程に、小さな呼吸。



回り込んで肩を抱く。
気付いて、眠たげな顔に微笑んで、口から箸を引っぺがす。

箸から口端。
透明に細い涎が伸びてるけれども、今夜はそんなにえっちくなんない。



無防備が、無防備過ぎて、母性本能っていうのかな。
てゆーか、ゆうちゃんが子ども過ぎ?


でも、お箸は舐めちゃう。
ゆうちゃんの味、確かめちゃうんだから。




寝よう、と何度か促しても。
駄々をこねるみたく、手を握り締めるだけのゆうちゃんに
懲りずに声を掛け続け。

やっと立ち上がったゆうちゃんが、歯磨き、
なんてカタコトで洗面所に向かう背中に心配しつつも
テーブルを手短に片付けて。


意外にすたすたと戻って来たゆうちゃんは、しゃかしゃかと歯を磨きながら
ソファにとすん。




しゃかしゃか。
が、
しゃ、か。しゃか。
へ、


そして



しゃ、…しゃ…。




落ちた、って表現が適切なのだろう。
歯ブラシを銜えたままであろう体制で、静止。







悪戯心に膝枕。
片付けに拭きそこなった手の甲が、濡れているけれど、気にしない。





「はい、あーんして」


緩く結んだ拳を解いて、歯ブラシを取り上げる。
唾、飲まないよーにね?


覗き込んで、歯を磨いてあげる。






うっすら。
ゆうちゃんの瞳が開いて。

ほんのり。
ゆうちゃんの頬が染まる。



なあに?
今更、恥ずかしがっても遅いんだよ?




一瞬で目を覚ましたゆうちゃんが、がふがふ何かゆってるけれど。
ぽんぽん、と腕を叩いて静止。



うがいして来なさい。






大人しく洗面所へ消えるゆうちゃんが、従順過ぎて笑える。





一応に布団を直して、灯りを消す。
少し暗いけれど、間隔で判るでしょ?




ガタガタと騒音を立てながら戻って来たゆうちゃんは、膝を打った様で。
折り曲げた身体、影が、右膝をさすってる。
戻ってきて真っ暗な部屋に、身体を強張らせたけれど、
柔らかくすぅっと息を飲んで、手探りでこちらへ。






あたしへ来る。










身体を折り曲げ、抱き付いてくるゆうちゃん
毛布を広げて待ちわびてはいたけれど、少々力強いのね。




首に回った腕に。
頬に掛かる息に。
絡む足に。
伏せた睫毛に。


唇で、掌で、
おやすみを伝えて、安らぎを想う。









今夜は抱き締めててあげるから、出来るだけ甘えて欲しいな。
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SS(あいゆう) | 03:41:07 | Trackback(0) | Comments(0)
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