FC2ブログ
 
■新着***
■カテゴリー
■ブログ内検索

■リンク
■プロフィール

ミキクロウ

Author:ミキクロウ
知識のないまま、気分、駄文垂れ流し。多分でなく、自分満足と判っております。
ジャンルも文体も不安定な感じです。
読み易い、を何とか目指します。
リンク・アンリンクフリーです。

qoo-low@hotmail*co.jp
ご指摘、感想など御座いましたらお気軽にどうぞ。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
こたつ
久しぶりに、まいひめ書きました。
これより、前の物は、全て一年以上寝かせたものを発掘しただけなのでした。
当時ネット繋がってなくて、独りノーパソ(ディスクも入んないよーなチビ)に向かい
チマチマやってたやつなのです。


何が言いたいか、ってーと。

なつきが好きです。って事です。奈緒もね。
てぃあらうぇー。


「ミカン取って」

「…ほれ、」
テーブルに顎を乗せたまま、もぞもぞと手を出す。
炬燵で十分に温めた手が、室内なのにも拘わらず寒さを感じる。

血色悪いアイツの手に触れると、一つ震えて、悲鳴を上げた。

「…冷たっ」


シャーペンを持ち直したアイツは一睨み。
「文句言うなら、人を使うな」
眉に皺を寄せて、課題に向き直る。



「ねー、未だー?」

テーブルには、ミカンの皮が花びらみたいに一つ、二つ。
三つ目はもう枯れそう。

現代っ子二人にかかれば、暖房の乾燥なんて、
気取った京都人みたく、気になんない。


「もう少しだ。気を散らすな」
此方を見もせず、応えられる。

カリカリ、カリ。
玖我って筆圧強いよね。



「藤乃って滑れんの?」


「…あぁ? 知らん」
一瞬こっち見て、いや、見てないな。
また、顔を落とした。
髪の毛邪魔なら、上げろっつうの。

「玖我も初めてなんでしょー?」
あたしだけ経験者かぁ、と独り言。
床に散らばったスノボのパンフを拾い上げる。


「もう少し待ってろって」
片眉上げた玖我の両目が、あたしを見る。


前髪も邪魔じゃない?
チョンマゲとかにしちゃえば良いのに。
家じゃ絶対チョンマゲだな、コイツ。
藤乃に、可愛いとか言われて喜んでるんだろうな。
あたしに、可愛いとか思われるのはシャクに触るんだ。
お馬鹿な所が可愛いですね、玖我センパイ。



相変わらずあたし達の関係は、犬猿らしいけれど。

あたしが思ってる事を、こうやって仕舞い込んで居れば。


「直ぐ終わらせるから」
ほら、意味もなく微笑んでくれる。

クールビューティと呼ばれるだけの顔は、きらきらに輝いて見える。

課題に追われるほど出席危ないクセに。
何だその年長者の微笑み。
提出逃して、あたしとの差を縮めちゃえば良いのに。


にへら、と笑うと「変なヤツだな」なんて困惑顔。



あなた程単純じゃないんです。



炬燵に横顔預けて眠る姿は、まるで子どもだ。


口、開いてるぞ。
手は暖まるが、此れじゃ背中がまるで寒いな。
自分のコートを引っ張り出して、掛けてやる。


「あおいがさー、どうしても行きたいってゆうからさー」
「なんで私たちなんだ? 命たちとでも、良いだろう?」
「命は、鴇羽たちと温泉なんだって」
「ええやないの、なつき。行きましょ!」
「…、何でそんな乗り気なの?」
「うちらは、スノボに温泉どす。」
「…温泉か、」
「…温泉ね…、」
「どっちも行けるなんて、お得やない!」
「あたし、部屋のシャワーで良いわ」
「何、ゆうとるの! 温泉で日頃の疲れを取らな!」


私は、あえて黙っておいた。
感づかれ噛みつかれる方が面倒なんだ。

コイツは未だ判ってないな。
まぁ、そんなコイツがアイツも可愛いみたいだが。

もぞもぞと自分も炬燵に潜り込む。
奈緒の熱い足に触れ、一瞬で逃げる。


起こしてしまったか?


覗き込むと、相変わらず口を開けて寝ていた。
風邪引くぞ。
コートをもう一度掛け直してやると、枕になって仕舞ったパンフレットを
ちらり、見る。



これじゃあ、一人で調べる事も出来やしない。





思ったより遅なってしまったなあ。
ほの暗さに覆われて来た道を急ぐ。

コートのポケットの振動に、少し足を緩めた。
それでも、歩きながら携帯を開く。

カツカツとブーツの踵。
合間にパカ、と携帯の音。
そして広がるは、あなたの言葉。


『まだ?』


もともと、単調な口ぶりのなつきだが、メールとなると、ますます単調になる。
打つのが面倒なんだ、と言われれば、呆れた苦笑だと思っているだろうが、
語尾のない子ども染みた言葉に、ほくそ笑んだ事は明かさないでおこうと思っている。


『もう集まってるん?
 電車降りたから、もう直ぐ』

街頭の間隔一個待たず、ポケットが振動。

一人なんやろか?
慌ててポケットに手を伸ばす。

『はやく』
変換くらいせな、ほんまに子どもみたいやろ。
溜息と共に温かい息が零れて、立ち止まって仕舞う。
これ、保護したらあきませんやろか?


「あ、会長さーん」
後ろから軽快な足音。
フードを震わせて走って来たあおいは、白い息に赤い頬。
「こんばんわ、一人どすか?」
「先に、…奈緒ちゃんっと、玖我さんが」
「無理して喋らんと」



「奈緒ちゃんに合鍵渡してあるんで、先に帰って貰ってる筈なんですけどね、」
「何や、メールがやけに早く返って来たんで、一人なんか思ったんやけどねぇ」

「…まさか喧嘩とかしてないですよね?」
「…今更、それは…、」


苦い顔を見合わせて、足取りも重く、あおいのアパートの階段を登る。
折角の打ち合わせ鍋パーティ用の食材が、ガサガサと重い。




「明かりも暖房も炬燵も付けっぱなしで!」
「風邪でも引いたらどないするん?」

何かよく判んないけれど、玖我が咎められてる。
あおいは、仲裁に入る気なのか、まぁまぁなんて苦笑い。

寝起きはよく頭回んないな。
何時、寝ちゃったんだろ?


「人様のお家なんやから、」
もうって、感じで藤乃が言うと、玖我はかっとなってコッチ睨んで来た。
「アイツが先に寝たんだぞ」
「関係ありまへん」

ぴしゃりと言われて口を噤んだ玖我が可愛かった。


「あんたすっかり、藤乃の子どもみたいね」
すっかり、思った事を口にして仕舞った。


「何だと!」
「何よ!」

あーあ。しくった。


「お前のが子どもみたいに口開けて寝てたんだぞ」
「はぁ? 何? ドッチが子どもか対決? ガキくさ」

でも、悪くない。
こうやって言い合えるってのは、あたしと玖我だけの特別な関係。
最近、結構好きなんだよね。
玖我の特別で居られるあたし。

…ムカツクけど。



ムカツクけど、肩から零れたコートの温かさに、許してやる事にする。


「あおい、ごめんね。お鍋にしよ」
コッチ睨んでる玖我は無視。
ハの字に眉を下げたあおいは、ぱっと笑顔を咲かせる。

「ありがと」
コートを玖我に押し返す。
「大体、藤乃が早く来ないのが悪いのよ」
立ち上がって、藤乃を一瞥。
振り返らず、あおいの待つキッチンへ。


あたしの態度一つで、アイツの態度が変わるんなら。
ちょっと位、正直にお礼を言ってやったって構わない。


一人っ子だからかな?
妹扱いも嫌いじゃない。



スポンサーサイト
FC2公認の男性用高額求人サイトが誕生!
稼ぎたい男子はここで仕事を探せ!
デリヘルもソープもイメクラも気に入った子がきっと見つかる
超大型リニューアル中の大好評風俗情報サイト!
SS(なつしず) | 06:49:33 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。